OWV LIVE TOUR 『CASINO』福島公演と福島旅行_3

1日目、2日目ときて、今回がラスト。長くなりそうなので、早速始めましょう!

 

3日目

再び西へ

さて3日目の目的地は会津

え...?なんて?って思った方、大正解◎

2日目の磐梯熱海での宿泊は前もって決めていたのだけど、その後に会津でやりたいことが思いのほか多いことに気づいて、旅程を二日に分けたのです。行き当たりばったり。

まあそんなわけでまたまた磐越西線会津へ。

磐梯熱海駅に着いたもののしばらく電車が来ないの巻

鶴ヶ城

この日の目的地は会津の名所、鶴ヶ城

再び降り立った会津若松駅からは、市内観光の足として『はいからさん』あかべぇという観光バスが出ているので、3日目はそれで行く。

これが『はいからさん』 『あかべぇ』は赤いマイクロバス

バスを降りてスタスタとお城に向かって歩いていたらいつの間にか通り過ぎ、東門から西門へ出そうになって慌てて引き返したら、ついてきたおばちゃんに文句を言われる(ごめんけど、こっちも観光客だから勝手に信用せんで~)、なんてハプニングもありつつ、ついに!

鶴ヶ城天守

鶴ヶ城とご対面!

生憎の天気だったので、写真では見どころである赤い瓦が見えにくいけど、肉眼ではわかります。離れて見ると普通の黒い瓦と比べるとちょっと穏やかな雰囲気に見える。

桜の名所としても有名なので、もう2週間くらいしたら綺麗だったかな。

平日だったのとお天気のせいで観光客も少なく、ゆっくり見れて、鶴ヶ城城址公園の売店でお団子を買って暖を取って会津若松駅に戻ります。

 

この日は旅の最終日で帰る時間を気にしなければならず、これで会津若松とはさよなら。

旅の出発点であり終着点...

友人は新幹線、私は飛行機で帰るんですが、どちらも郡山からの出発(私は郡山駅からのバスで福島空港へ)なので、もう一度磐越西線で東へ。この旅で磐越西線の景色は覚えた。

 

友人と別れる前にお昼を食べに。向かったのは...

そう、2日目で断念したピアチェーレ (本田くんの元バイト先)!

さすがに平日の14時過ぎには人も少なくすんなり案内してもらえた。

美味しくお昼ごはんをいただき、お会計時に店員さんに「週末はOWVのファンが多くて忙しかったんじゃないですか?」って聞いたら、「嬉しい悲鳴です」って言っておられました。

 

別れを惜しみつつ友人とはここでお別れです。また旅行行こう!

 

郡山駅で最後にクリームボックスを買って福島空港までのバスに乗り込む。

車窓を眺めながら今回の旅を振り返った。

CASINO福島公演と福島旅行で感じたこと

私は東日本大震災が発生当時、中学2年生で、春休み直前で午後休校だったから、横浜の自宅に帰宅途中だった。

明らかに普段の地震とは大きさも長さも違う揺れを感じ、頭上を見ると電線が一斉にゆらゆらと揺れていた。

急ぎ家に帰りテレビを点けた。そこには津波の様子が映し出されていた。どう見ても普段人が暮らしている場所を蹂躙していく黒い海が怖くて、でも目が離せなくて、ただ呆然と見た。

少しして始まった計画停電で、周囲が暗い分やたらくっきり見えた星空も覚えている。

 

しばらくすると支援物資を集めたり様々な所で募金が始まった。でも、私はそれらの行動をしなかった。

そして私はずっとそのことを後ろめたく思っていた。

 

(話が飛んだように感じるかもしれないけど)これを読んでいる方は『おかえりモネ』を見たことがあるでしょうか。震災から10年の2021年に放送された朝ドラですが、主人公は震災および津波の体験者ではありません。「被災地に住んでいるが当日だけ運良く遠方にいて、自分は体験しなかった人」でした。

主人公は、家族や自宅が被害を受けている被災者でありながら、同じ状況を体験していないために、同じ気持ちを共有できない。目の前で苦しむ家族と比べてしまい自分で自分を被災者と認められず、踏み込んだ行動を躊躇する主人公。しかし最後はそんな自分と向き合い地元の役に立つ仕事を選択する…。

 

おかえりモネを見て、気付いた。私もまた地震を体験し、同じ時期に不安を抱えた被災者の端くれであることと、それと向き合えなかったから行動に移せなかったことに。

それを受け入れてからは、募金などを見かけたらできる範囲で行動するようにしている。

 

そんななか迎えた福島公演だったので、パート1で書いたように、絶対に現地で参加して、お金を落としたかったんです。

 

福島公演最後のスピーチで、本田くん語った、3/11にあのホールで公演できたことへの感謝と盛り上げてくれたファンへの感謝とこれからの抱負を思い返して、改めて福島公演というOWVとQWVの一大プロジェクトに、私なりの意義を持って参加できたことが感慨深くて、バスの車内でポロポロ泣きました。

 

さよなら福島

福島空港に到着。最後に立ち寄ったお土産屋の店員さんにいか人参の作り方を教えてもらって、やっぱり、なんてあったけぇ県なんだ。

 

3日間の楽しさの反動の名残惜しさに浸りながら出発。さよなら福島。また来るね。

福島最高!CASINO最高!本田くん、そしてOWV、最高!

私を福島に連れて行ってくれてありがとう!

 

OWV LIVE TOUR 『CASINO』福島公演と福島旅行 完

読んでいただきありがとうございました!